3.犬種に合わせたしつけの方法

ひとくちに犬を飼う。と言っても最近ではたくさんの種類の犬がいますね。子供の身長ほどもある犬もいれば、手のひらで抱えられるサイズの犬もいます。暖かいところで生まれた犬種もいれば、寒いところで生まれたものもいますね。特に大事な点として、ペットとして飼うために造られた愛玩犬なのか、動物を捕らえるために造られた狩猟犬なのかによって性格や育て方に大きな違いが出てきます。

 

国籍や気候や生まれ育った環境で人間の性質や表情に変化が見られるのと同じように、犬たちの生まれもった特性を考慮に入れることは、上手にしつけていく上でとても大切なことです。それぞれにどのような違いがあるのでしょうか。

 

愛玩犬

愛玩犬とは、ペットとして飼うことを目的に造られた、飼いやすい犬です。古くから犬には人間の仕事を手伝う役割が与えられてきましたが、愛玩犬は可愛がられて、人間を癒すことが仕事です。多くは室内で飼われています。マルチーズやシー・ズー、チワワ、トイ・プードル、ポメラニアンなどが含まれます。愛玩犬はその生み出された目的ゆえにしつけしやすい犬種です。

 

体が小さい種類が多いので室内でも運動欲求を解消しやすく、ストレスが溜まりにくいようです。注意すべきなのは甘やかし過ぎること。種類によりますが、吠え癖がつきやすいものもいるので、可愛くても心を鬼にして厳しくしつけていくことが必要です。

 

狩猟犬

狩猟犬とは、その名の通り他の動物を捕まえる。狩りに使われた犬種です。小型犬では、人間の入れないところまで追いかけていくことができるよう生み出されたダックスフンドや、スコティッシュテリアが有名です。大型犬では、獲物を回収することを目的に生み出されたゴールデン・レトリバーやラブラドール・レトリバー、直接獲物と戦い、倒すことを目的に生み出された秋田犬やボルゾイが有名です。

 

一般的に狩猟犬は気性が激しく、興奮しやすい。警戒心と運動欲求が強い。という特徴があります。アクティブな飼い主さんなら、たくさん運動させてあげられるので、ストレスを溜めにくいです。しかし、独立心が強かったり、噛む力が強い品種が多いので、より厳しく、明確なしつけが必要でしょう。

 

牧畜犬

牧畜犬とは、牛や羊をまとめたり、家畜の群れを誘導・保護することを目的に生み出された犬種です。

 

過酷な運動量にも耐えられる体力を有し、とても賢い品種が多いです。代表的な犬種としては、ボーダー・コリー、ウェルシュ・コーギーなどが挙げられます。とても賢く、自立心や自己判断能力に優れているため、よくしつけすればたくさんの芸を覚えることができ、飼い主の良いパートナーになる犬種ですが、その賢さゆえに間違ったことや悪いこともすぐに学習してしまいます。こちらの犬種も早い段階から毅然としたしつけが求められるでしょう。

 

まとめ

何を目的に生み出されたのか、犬種による性格の違いについて考えることができました。犬を飼うことを検討している方にとっても、ペットショップでアルバイトをしている方にとっても、役立つ知識ですね。

 

しかし、どの犬種についても言えることですが、一般論だけで判断せず、自分の飼っている犬の個性をよく見極めて、それぞれに合ったしかたでしつけていくことが肝心です。また、どの犬も幼いうちからしつけていくことがしつけを成功させるためのカギです。それぞれの性格をよく考えて、自分のライフスタイルに合った犬との生活を楽しんでいきたいですね。

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